アジア最大のモバイルアドテク企業であるMobvistaは、レポート「Xplore China:アプリの中国進出ガイド」(リンク)を発表しました。Mobvistaは、1日あたりの平均アクティブユーザー数において、中国で最大のプラットフォーマ―であり、中国の多くのメディアプラットフォームと長期的なパートナーシップを築いてきました。本レポートは、Mobvistaのこれまで展開した数多くのキャンペーンから得られたノウハウをまとめており、中国国外のアプリ開発企業が中国進出する際に把握しておきたい最新情報を一通り得ることができます。
現在、中国のモバイルインターネット人口は8億人を超え、その98%の7億8800万人がスマートフォンを主要なネット接続端末として利用しています。中国の平均的なユーザーのモバイルアプリ利用時間は、1日4.2時間にのぼり、世界で最もアクティブなモバイルユーザーとなっています。近年のメディアの動向は、バイドゥ、アリババ、テンセント、シナといった市場の69%を占めていたプラットフォーム企業の一角に、TikTok(中国名:Douyin)を運営するバイトダンスが加わってきています。
本レポートでは、中国ユーザー動向や、メディアプラットフォームの最新情報に加えて、中国と海外のアプリの収益化方法の違い、アプリのマーケティングの計画から実施までのフロー、ケーススタディなどを紹介しています。バイトダンスが運営するアプリは「利用者の60%以上が男性」「利用者の72%が18~35歳」「課金メリットが大きい」「ゲーム製品の収益率が非常に高い」などのプロファイルも記載しています。
Mobvistaは2019年より、中国国外のアプリ開発企業の中国進出を支援する「Xplore China」キャンペーンを展開しています。ソウル、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、モスクワと各国でセミナーを開催するほか、動画やコラムなどの関連コンテンツを多数制作しています。本レポートもその一環として発行されました。
Mobvistaの日本法人ゼネラルマネージャー岩田行雄は次のようにコメントしています。「中国でのマーケティングで勝ち抜くには、メディアのプラットフォームの特性をよく理解して仕掛けていくことが重要です。日中の貿易総額は40兆円(米国の1.6倍)を越え、中国は日本にとっての最大の貿易相手国です。その中国市場を見据えて、当社はアプリ事業者様の支援はもちろんのこと、AIを活用したKOL施策の最適化によるブランディングや越境ECの販促活動の支援、さらには訪日観光客向けのコミュニケーション支援も行っていきます。Xplore Chinaキャンペーンが、多くの皆様の役立つ情報となればとても嬉しく思います。」